ハワイの睡蓮は園芸種で外来種

今回は睡蓮についての小ネタをご紹介します。

かっぱ先輩!
睡蓮はハワイの池にも咲いてるよ。
南国ムードをたかめてくれるよね。
あ、でも
モネの絵にも睡蓮があったけど…..
あれはヨーロッパの睡蓮?

そうそう。イッチちゃん。
睡蓮は温帯スイレンと熱帯スイレンにわかれるよ。
ハワイにのホテルの池に植えてあるのは、熱帯スイレンの園芸種やね。
色とりどり。かたちもさまざま!
モネが描いたのは温帯スイレン。
それぞれの特徴は以下の通り



ボクはレンコンがすきやねん。
きんぴらにするのが最高!
この池の底の地中に大きなのがあるんかなあ…..

ざんねん!
蓮根はハスの地下茎やで!
(※根ではない)
ハスはスイレンと随分違うで。


全然違う!
あやうくスイレンの池にとびこむとこやった!
でも、もうまちがえない!

ところで、スイレンてなんで「睡蓮」って書くか知ってる?
朝から花が開いて夕方しぼむから、まるで睡るみたいってことで睡蓮になったんやで。

が!日本にただ一つある在来のスイレン、ヒツジグサは!

くるぞくるぞ…….
きっと意外な展開がくるにちがいない!

羊の刻(午後二時)ころに花を咲かすんです!
だからヒツジグサってよばれるようになってんて。


真っ白で7cmくらいのちいちゃい花が咲くんやね。
ということは
日本のスイレンもヒツジグサ以外は外来種ってことや。
(外来種:人の手によって導入された植物)

ヒツジグサ、学名の:Nymphaea tetragona は、北半球の冷温帯に広く分布してて、
日本には北海道から九州まで見られる種だけど……数はへってるんやで。
大阪府では準絶滅危惧種。池や沼でヒツジグサが自生しているのを見つけたらラッキーやね。

最近、池や沼で咲いているカラフルな睡蓮は日本に持ち込まれた園芸種が野生化しているやつで、処理するか、そのままにするか悩ましいところなんやて。
日本の環境にはあんま良くないけど、あの花を愛でているご近所の人も多いということやね。

むつかしいもんやなあ。
僕は今はレアになってるヒツジグサが見てみたいなあ。
ヒツジグサ情報、求ム!!!
2025年作品展 観覧中の皆様へ!

2025年作品展鑑賞中の皆さんへ
下のリンクで隣の作品の説明ページに行けます↓
スイレンのキルト

2025年作品展 出展予定の睡蓮のキルトは
もうすぐアップします! お楽しみに!



コメント