布の選び方についてのウンチク

今回はハワイアンキルトの布についてのウンチクです!

かっぱ先輩!布選びって迷いますよね?
厚すぎてもダメ。ほつれやすくてもダメ。
なんかハワイアンキルトにちょうど良いやつってありますか?

割と簡単やで。イッチちゃん!
パッチワーク売り場で売られてる布ならなんでもいいで。
綿100%か、ポリエステル(ポリコットン)との合繊でも良いよ。
ポリコットンは経年劣化に強い。
綿100%のはとにかく選択肢が多くて自分の作りたいイメージの布を見つけやすい。

なんでもいいが、一番困るねん!
綿100%のは種類多すぎて選ばれへん!

ブロード。シーチング。
でもね、一番キルトに向いているのはエイティスクエア!
エイティスクエアはマジで扱いやすくて色の選択肢が多い。
双日ファッションさんが出してるよ!
エイティスクエアは1インチ角に80本の糸が並んでいるという意味。

下の作品はエイティスクエアで作ったキルトですね!

ムラ染とか輪染とかも良いよね

かっぱ先輩、ボクはむら染使ったキルトが作りたいなあ。

いいよねえ、ムラ染。
ムラ染はプリントしたもの。
手染めのものと2種類あるよ。
手芸屋さんで買えるおすすめを紹介するね。

双日ファッションさんのソフトキャンシリーズ
金亀糸業さんのむら染めPallete
同じく金亀糸業さんのマーブルPalleteも大人気!

手染で入手しやすいのはキャシーマムのラニダイ。すごく綺麗な色ばかり。
ただし、ムラが大きいので、使いたい場所に使いたい色が無いなんてこともあるので注意。
ミウミントアロハさんのムラ染も綺麗で注目!
アロハイベントによく出店されてるので、そこで実物を見るべし!
下の作品は紺のエイティと黄色のソフトキャンで作ってるよ


えええ〜迷う〜
輪染布ってどうすか?

金亀糸業さんのサークルPallete、綺麗だよね!
ボクも大好き!こんな感じの作品になるよ!


先輩…..手染めOSANAI という伝説の布があると聞いたことがあるんすけど。

あります!染色の芸術家OSANAIさんが染められたすごく美しい布です。
OSANAIさんが各地のキルトイベントに出店されている時は、この為だけに行っても良いレベルです。
OSANAIさんの染めた輪染ですごい作品作った例はこちら!


憧れるなあ~

輪染同士でくみ合わせると事故る事があるから注意!
デザインをよく確認してから買って!
グラデーションの生地は難しいので、慣れてからね。
事故の例はこちら!何が何やらわからなくなってしもたんやで。


おおう……
すごく綺麗だけど、わかりにくい。
すごくもったいない。

同じ輪染布にバックグラウンドの布を無地に変えただけで、
ほらね!こんなに輪染が引き立つ感じになったよ。


わかった!これカメさんのデザインやったんか!
輪染を2枚づかいは難しいもんやなあ。

ネットだと他にも色々なムラ染、輪染が売られてるよ。
布との出会いは一期一会。好きと思ったら買うのが正解です!

うむむむ、先輩、やっぱり迷います!

そんな時は無地2色で。
ハワイアンキルトは大胆な柄や厚いキルト芯を使って作り出すポコポコした陰影と美しい曲線のステッチが特徴。
こういうハワイアンキルトの美しさを一番表現できるのはシンプルな二色の配色やで!
だから上手なキルターさんになればなるほど無地を使うよ。
あと、凝り性なキルターさんは自分で染めちゃう!

布選びにも深い深い沼があった……
2025年作品展を観覧中の皆様へ!

2025年作品展鑑賞中の皆さんへ
下のリンクで隣の作品の説明ページに行けます↓
カーネーションのキルト

今回ご紹介するのはアッリーさんのカーネーションのベッドカバー
マーブルパレットの布を使ってアップリケしています。
色の濃淡があるので、それに合わせて色をいちいち変えてアップリケしてますよ。
その手間を考えるとアッリーさんがすごいキルターだとわかりますよね!


カーネーションのキルトと布の選び方の小ネタは面白かったですか?
次回もお楽しみに!



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