ハートの形が愛を表す

今回はアンスリウムの小ネタです!
助っ人に、妄想植物園街エリアのイリオ君に来てもらいました。

ALOHA!
外来植物のお世話をしているイリオです。
はい。僕が出てきたと言うことは、アンスリウムも外来植物です。

アンスリウムは
サトイモ科の植物
原産地は中南米(コロンビア、エクアドルなど)
和名はベニウチワ。
みんなが使ってるアンスリウムは学名。
学名:Anthurium ホニャホニャ….
(種類によってホニャホニャが変わります)

花のように見える赤やピンク、白、緑の部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる変形した葉です。
中央の棒状の部分(スパディックス)が本当の花が集まった花序で、ここに小さな花が多数ついています。

サトイモやモンステラ、カラーや水芭蕉もサトイモ科だから、同じような花が咲くよね。

ハワイでは、花の形がハート型だから「愛」やALOHAを表すと言われてます。
ハワイの花産業の主要な切り花の一つ

アンスリウムは1876年コロンビアの熱帯雨林を探検中のエドゥアール・アンドレが発見し
ベルギーからイギリスのキュー王立植物園に持ち込まれました。
1889年、ハワイの財務大臣サミュエル・デイモンがイギリスからハワイに持ち込んで庭に植えました。

そこからハワイにどんどん広がっていくんやね。

ハワイ島でアンスリウム栽培産業が盛んなんだけど、1936年に日系のオザキさんの農園で改良されたのが、真っ赤なアンスリウム。Ozaki Redという名前で、これが大人気になったよ。


その後も
新田さんの作ったオレンジがかった赤のNitta Orange
ハワイ大学でアンスリウム研究をした亀本先生とか
ハワイのアンスリウム産業では日系の皆さんの努力が大きな力となりました。
大きくて緑と赤が混じったアンスリウムはObake。真緑の花のアンスリウムはMidori。
世界中で改良されて綺麗な園芸種のアンスリウムがあるので、どこの国で作られたのかを調べてみるのも面白いかも!


切り花としても大人気な理由は1か月くらい長持ちするっていうとこかな。

そうそう!
妄想植物園でもいっぱい咲いてるから売店で売るために収穫してきます!

2025年作品展を観覧中の皆様へ!

2025年作品展鑑賞中の皆さんへ
下のリンクで隣の作品の説明ページに行けます↓
アンスリウムのキルト

2025年作品展に出展予定 arachanさんのアンスリウムのキルト。
ハワイの海辺をイメージした布使いで爽やかさ満点の作品です。


アンスリウムの小ネタは面白かったですか?
次回をお楽しみに!



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