新郎のつけるマイレのレイ


ハワイの結婚式では
新郎はマイレのレイを着けますよ。
伝統的な花嫁さんのレイはピカケ(アラビアジャスミン)と言われていますが、現代では色々な白い花のレイをつけます。
本日は、日本人にはあまり馴染みのない植物マイレについての小ネタです。

ALOHA!
私はハワイ固有種のコウモリ オペアペアです。
妄想植物園では森のエリア担当です。
マイレについてご紹介しますね。
マイレはハワイ固有種
学名:Alyxia stellata
でキョウチクトウの仲間です。
つる植物で木に巻き付いて大きくなります。
葉っぱは艶やかな緑色で10cmくらいの大きさ。
(島によってちょっと変わる↑)
全体に良い香りがします。
このマイレで作るレイは輪っかにしない、オープンレイにするのが一般的です。

新郎さんだけでなく、フラを踊っている人や、お祝いの時なんかに男女問わずこのレイをつけてるよね。

マイレのレイは「神聖」「祝福」「平和・和解」「絆」「愛」の意味があります。
神聖な植物なので、神様への供物としてヘイアウ(神殿)に捧げられたり、儀式やお祝い、戦争の終結などの時に使われます。
「もう戦争はやめようね」という意味でお互いにマイレのレイを贈りあったんです。

下の絵はチャットGPTさんが描いてくれたマイレのレイです↓

マイレのレイはどう作る?

このレイの作り方はどうなってるんやろ?
マイレはつる植物やけど、こんなに柔らかいの?

森に入ってマイレを収穫する時も神様にオリ(祝詞)を捧げて自然と神への感謝と敬意を伝えます。これがとっても大切でなんです!
そして、木の先っちょを持って芯を抜くようにズリズリって木の皮を葉っぱごとしごくのです。


とれたマイレを束ねて絡めて先の方だけちょっと結ぶようにしてレイは作られます。

収穫するのも技術がいるねえ。

ピカケとマイレのキルト

2025年作品展に出展予定、あーちゃんの作品です

2025年作品展 観覧中の皆様へ!

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