本日のキルトは「桐」のデザインです。
日本では家具や楽器、下駄などの生活用品の素材として生活に欠かせない植物。
神聖な木とされており、桐の意匠として紋章や硬貨、武家の家紋によく使われています。
別名「榮」現在の上皇様のお印。
サッチさんは桐の花を思わせる美しい紫でこのキルトを作ってくれました。
日本人としてデザインした桐のキルト
ハワイアンキルトで「桐」のデザインなんて珍しいことない?
しかも上皇さまのお印のデザイン。なんでまた?
ハワイアンキルトではハワイの王室の方々のデザインが結構あるねん。
ハワイ王朝は滅びてしもたけど、ハワイの人達にとってハワイの王室って自分たちのアイデンティティの象徴。
日本でも皇室は日本の象徴やし。
そんなわけで、日本人の私は皇室の方々のお印をテーマとしてデザインさせてもらいました!
そうか〜。
でもハワイアンキルトってハワイの伝統文化やけど、それを日本の文化と混ぜても怒られへんの?
ジョン先生は晩年、日本の47都道府県の花をデザインしてん。
47種もの植物を、それも、見たことのないものもたくさんあったと思うけど、一つ一つどんな植物か調べてデザインしたわけで、これはすごい労力だったはず。
日本への敬意を感じるよ。
私もハワイ文化への敬意を込めてデザインしてる。
正しくハワイアンキルトを伝えていこうと思ってる。
間違ったデザインしたらあかんから、そのモチーフのことすごい調べるねん。
ハワイの文化に真摯に向き合って感じたのはね
私は日本人なんだから日本の文化もちゃんと大切にしなあかんって事やね。
お母さん、ハワイアンキルト始めた頃は、そこまで考えずぼーっとしとったもんな。
人って変わるよねえ。
そやで!
お母さんは日々成長してるで〜。
John Serrao先生のデザインしたキルトを紹介
ハワイでも屈指のハワイアンキルトデザイナーだったジョン先生による47都道府県キルトのうち6点をご紹介します。
作品は2017年に横浜で開催されたキルトショーに出展されました。
John Serrao先生 デザインについて教えてくれた恩師!
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